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大連千代田精機有限公司
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逆止弁の特性と用途
一方向弁は油圧システムの方向制御弁の一種であり、その主な役割は油液が一方通行にしか流れず、逆方向には流れないように制限することです。一方向弁の構造と動作原理は比較的単純ですが、油圧システムで最も多く使用される部品の1つです。一方向弁を適切に選択し、合理的に使用することで、油圧システムのさまざまな用途の機能要件を満たすだけでなく、油圧システムの設計を簡素化することもできます。この記事では、一方向弁の実際の油圧システムにおける典型的な用途と使用上の注意事項について説明します。
1.一方向弁の分類と特性
一方向弁は、その構造上の特徴によって、一般的に普通一方向弁と液圧制御一方向弁の2種類に分類されます。普通一方向弁の図記号は図1aの上部に示されているとおりで、その機能は油液が一方通行(AからBへ)にしか流れないようにし、逆方向(BからAへ)の流動を許さないことです。液圧制御一方向弁の図記号は図1aの下部に示されているとおりで、その機能は油液が一方通行(AからBへ)に流れることを許容する一方、逆方向の流動(BからAへ)は制御油(C)によって実現する必要があります。
一方向弁の性能要件としては、主に以下のものがあります。油液が一方向弁を流れる際の抵抗が小さく、つまり圧力損失が小さいこと。油液が逆流した際の弁のシール性が良好で、漏れがないこと。作動時に振動、衝撃、騒音がないこと。
2.一方向弁の用途
1)油圧ポンプの保護
図1bに示すように、一方向弁3は油圧ポンプ1の出口に取り付けられており、システム圧力が突然上昇した場合(アキュムレータ4の減圧など)に、その圧力が油圧ポンプに逆流するのを防ぎ、ポンプの逆転や損傷を防ぎ、油圧ポンプを保護する役割を果たします。
2)油路の干渉防止
図1cに示す双ポンプ給油システムでは、システム圧力が低い場合、ポンプ1とポンプ2の出力油が合流してシステムに給油し、システムの大流量のニーズを満たします。システム圧力がアンローディング弁5の設定圧力より高い場合、低圧ポンプ2はアンロードされ、高圧ポンプ1のみがシステムに給油します。このとき、一方向弁4は高圧油路と低圧油路を隔離し、互いに影響を与えません。